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カレンの台所
滝沢カレン(著)
2020年04月07日 発売
ISBNコード 978-4-8014-0075-7
A5/並製/168P(フルカラー)
定価:1,400円(税込1,540円)
書籍を購入いただくと、購入者限定特設ページが見られます!
インスタライブのアーカイブ映像など限定特典も盛りだくさん!
料理レシピ本大賞2021 in Japan
第8回【料理部門】大賞受賞しました!!
テレビ紹介多数!
20万5,000部突破の大ベストセラー!
読んだら作ってみたくなる!
言葉の魔術師・滝沢カレンが綴る、超感覚レシピ!
「独特すぎる」「文章が神がかっている」と話題になったレシピが書籍化!
「冷たい何も知らない鶏肉」
「お醤油を全員に気付かれるくらいの量」
「無邪気にこんちくしょうと混ぜてください」
「二の腕気にして触ってるくらいの力で、鶏肉をさらに最終刺激」
など、分量も工程もレシピの概念を覆す表現の数々に、その発想はなかった! と世界観にハマる人続出中。
しかも、その言葉の通りにやってみると感覚だけで本当に作れてしまう!
今回本書では、新たにたっぷり書き下ろした豪華全30メニューを掲載。
読むだけで作れてしまう新感覚レシピ本です。
レシピとは思えないその詩的な文章は、時に食材目線にまでおよび、1つの料理ができあがるまでの食材たちの物語に、実際に作らなくても引き込まれてしまうこと間違いなし。
どうぞ好きなページから開いてお楽しみください。
本書から
〜鶏の唐揚げ〜
油物がほんとは大好きで、でも油物はカロリーがやら太るやらと可哀想な扱いされがちなので、
なるべく外では油物を食べないで家で自分が作るときだけは食べていい、という決まりにしてます。
それでは私が家で唐揚げ作るときのお決まりをご紹介します。
唐揚げは一度全て揚げてしもうと保存不便ですから、300gくらい買って半分は生のまま冷凍や冷蔵しますから、5~6個を用意します。
私は味濃いのが好きなので今から話すことは味濃いと思いながら聴いてください。
薄いのが好きな方はこれから話すよりは自分で決めて下さいね。
まず、透明度まではいかないがスーパーでよく見かけるしもらうしなの、ビニール袋を二重にします。(豪快な方はジップロックなど)
そこに冷たい何も知らない鶏肉をいれてあげます。
やれやれとボッタリくつろぐ鶏肉に上からいくつかかけ流していきます。
まずリーダーとして先に流れるのは、お醤油を全員に気付かれるくらいの量、
お酒も同じく全員気付く量、乾燥しきった粒にみえる鶏ガラスープの素をこんな量で味するか?との程度に、ふります。
いれすぎても、いれなさすぎても、あまり変わるわけではないので気にしすぎもよくないです!
そして匂いが取り柄な、ニンニクすりおろしかチューブ、生姜すりおろしか、
チューブを鶏肉ひとつにアクセサリーをつけるくらいの気持ちでつけてあげて下さい。
あとはごま油をご褒美あげるくらいにします。
最後に気前よく塩胡椒して鶏肉への刺激は終わります。
順番は自由です。あとは開きっぱなしの入り口を柔らかく結んでください。
あとでまた開けます。
あとは自分が二の腕気にして触ってるくらいの力で鶏肉をさらに最終刺激します。
男のみなさんは自分の力を見せない程度にしてあげてください。
うわっこりゃすごい色だ!と濃さや匂いに驚かれてる方は、15分位冷蔵庫で冷やしたらもう漬けるのをやめましょう。
わぁもういい匂いだお腹すいた!と笑顔になる方は、そのまま30~60分冷蔵庫にて鶏肉を休ませてあげて下さい。
面白いくらいにブったりした鶏肉があるはずです。
好き好きな入れ物に片栗粉と少しの小麦粉を入れて潤い満タンの鶏肉を一気にパサパサ雪世界にしてあげます。
あ、その前にみなさん激熱油は用意できてますか?
私はたまにの油物なのでここは贅沢御免でオリーブオイルを170度くらい熱々にします。
(飛び跳ね、指を入れるなど命かけてしないでください)
熱々に見えなくてもそこは想像を絶する熱さです。
170度にいきましたら、パサパサ鶏肉をおにぎりを一握りの気持ちで「いってこい」の後押して油へ
すぐさまなんかしらの反応見せたら、あ、楽しくやってるな、と見過ごしてあげてください。
何の反応もしてくれなかったら一旦取り出してください、油がまだ170度ではありませんそれは。
そして全体的に薄茶色になったら一旦油取りが紙(料理用)みたいのに移しさらなる高温に油を熱くします。
180~190度にして、懲りずにまた唐揚げを油へ沈めて下さい。
だんたんとキャピキャピ音が高くなってきたら、ほんとに出してくれの合図ですしっかりここではコミュニケーションとってください。
これ以上茶色な唐揚げみたくない!ってタイミングでもいいです。
みなさん、「何事も早くがいい」と言われても、先に190度など高温にしてしまうと焦げたり中はまだあったまってないですから、気をつけてくださいね。
そんな鶏の唐揚げの物語でした。
編集者からのコメント
料理って、こんなにシンプルで、かんたんで、楽しくて、自由だったのか!
この本には、普通のレシピ本にあるようなきっちりした手順も、
大さじ1とか細かな分量もいっさいでてきません。
でも、カレンさんが紡ぎ出す魔法のような言葉を頼りに台所に立ってみると、
まるで食材たちとおしゃべりするような、不思議な世界へと連れ出されます。
さあ、カレンの台所を一緒に体験してみませんか?
きっとあなたの台所の景色も、今日から変わって見えるはずです。
この書籍のレビュー
総合評価 ★★★★★ 5.0
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赤パプリカ
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/05/02
読みやすい!!
本とか文章を読むのがあまり好きじゃなかったのに、カレンの台所を読んでいる時は自然に読みたくなると思えました!料理には、最近興味を持ってお母さんの手伝い程度しかやってないけど、それでも分かる!!って思える表現で、これなら作れそうだと感じます。文章だけじゃなくて絵がついてて可愛い!読んでると自然と笑顔になれるし、楽しい気持ちになれました。もし失敗しても、次作る時に美味しければいいかなって思わせてくれて、気負うことなく料理に挑戦させてくれる本です!
このたびは、本を手にとってくださりありがとうございます!
楽しんでいただけてとても嬉しいです!
カレンさんも沢山失敗しながら自分の味を見つけたと仰っていて、お料理って実は本当に自由な世界なんだなあと私自身も気づかされました。
ぜひいろんなお料理に気軽に挑戦してみてくださいね^^
チハル
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/05/03
こだわりのつまった1冊
「カレンちゃんはこんな感覚で料理をしているんだ!」というのが最初の感想です。読んでいるこちらも、まるで今一緒に料理をしているかのように1つ1つの工程を頭の中で思い描くことができました。いくつかなぞなぞのような表現があったのですが次ページのイラストをみて答え合わせをするのがとても楽しかったです。料理だけでなく食器にもこだわりがあるようで素敵ですね。これからも応援します。
チハルさん ご感想ありがとうございます。
滝沢カレンさんの超感覚を感じていただけ、
また、お話を体験するように料理を作っていただけとのこと、
うれしいです。
滝沢カレンさん、食器を集めるのも趣味だそうでした。
チハルさんもぜひ「カレンの台所」にぴったりなお皿を探してみてください。
ぐるぐるりんごっち
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/05/04
カレンちゃんのワードセンス最高!!!
インスタの料理投稿をいつも楽しみにしていたので、書籍化を知ってすぐ買っちゃいました!1週間分のレシピを全部カレンの台所で作るぐらいハマってます(笑)クスッと笑えるカレンちゃんのワードセンスに元気をもらいながら、これからも自炊頑張ります!第二弾お待ちしてま〜す
ぐるぐるりんごっちさん、ありがとうございます!
1週間分レシピはすごい!!楽しんでいただいているようで嬉しいです!
この本は分量が書いておらず、自分の感覚が頼りなので1回作ればなかなか忘れないのも特徴です^^
ぜひ全レシピ制覇してくださいね♪
メシマズ豚
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/05/08
カレンちゃんのお陰で…
主婦歴19年。全く料理の腕が上がらず旦那からも「美味しいご飯が食べたいから俺が作るよ。」と料理は全任せ。思春期の息子からは「お腹空いた。」と言われ作って出すと「ごめん。やっぱりお腹空いてないや。」と言い冷蔵庫をあさられ、メシマズ豚とあだ名を付けられる母です。
そもそも料理が嫌いだから上達するはずもありません。
そんな時、テレビでカレンちゃんの料理本が紹介されていて内容も面白く挿絵も可愛くて即予約しました。
届いて早速5年生の娘と豚の角煮を作りました。
「お醤油とみりんとお酒はどのくらい入れるんだっけ〜?」
「豚バラたちの足元埋まるくらい同じ量ずつだよ〜」と読んでもらいながら楽しく作れました。
思春期息子に恐る恐る麻婆豆腐を出しました。
初めは警戒していましたが、「一口だけ食べてみるかと思って食べたら意外に美味しかったよ。」と残さずに食べてきてくれて嬉しくて泣きました。
カレンちゃんのお陰で料理をしよう。次は何を作ろう。という気持ちになれたし、美味しいと言ってもらえるまでになって本当に感謝しています。
早く第2弾を出して下さい。
この度は本をお買い上げいただきありがとうございます。
お料理がずっと辛くていらっしゃったんですね。
まさにカレンさんが伝えたいメッセージ「料理ってもっと自由で楽しんでいいんだ」
その想いが届いているようれ嬉しく思います。
たくさんたくさん、お子さんたちと一緒にお料理を楽しまれてくださいね。
超料理初心者男
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/05/20
「命をいただくもの」への感謝の気持ちと愛に満ち溢れた本
料理経験も興味もゼロで料理とは縁遠かった元サラリーマン62歳男性です。
ステイホーム遵守のため、三食家で食べることになり、本屋さんでカレンさんの名前を見て偶然手に取り買ったものです。
読んでびっくり!Webで検索できるレシピや他の本とは全く違います。
「自分のための料理ってこんなに、はちゃめちゃに楽し〜いよ」ってう カレンさんの想いが前のめりに出ていて、料理にグイグイ引き込まれていく自分に気付きます。
他の料理本のレシピは、「大さじ何杯、何グラム」とか決められた数字があり、それにしっかり頼りますので、それを繰り返せば、自分の感覚は、どんんどん失われていくことになります。
でもカレンさんのレシピは、縛られる要素がなく優しく寄り添う感じですから、自由に、のびのび料理ができ、自分の感覚もどんどん研ぎ澄まされていきます。
また、カレンさんは具材を調理処理の対象ではなく、尊敬して、会話しながら最高のおもてなしをして、最高のパーフォーマンスを出してもらう、いわゆる具材との協同ワークをしてる感じです。
「海老に息が詰まる片栗粉」「ジャガイモは堂々と自信を持った形に変えていきます」「ごゆっくりおくつろぐいただき・・・・」など思わず、微笑んでしまう表現もいっぱいです。
カレンさんの料理は「命をいただくもの」への感謝の気持ちと愛に満ち溢れています。
料理とは何ぞ?
年齢は関係ありません!
読めば、誰でも、そこから料理が はちゃめちゃに楽しくなります!
第二巻の発売、心待ちです!
素敵な感想ありがとうございます!
超料理初心者男さんも、料理を心から楽しんでいる感じが文章からとっても伝わってきました。
カレンさん自身も「料理に興味がない人に手にとって欲しい」という思いが強かったので、とても嬉しいです。
「年齢は関係ありません!」素敵な言葉ですね。
これからも自分の感覚を大事に、料理を楽しんでくださいね!
うりうり
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/06/02
失敗なんて怖くない!
一人暮らしを始めてから「食費が勿体無いから失敗したくない、美味しい物を食べたい!」という気持ちが強く、料理への失敗を恐れていました。なので、レシピを探すのに時間を無駄に費やし、料理を始めてからも、分量や工程を事細かに確認しては作業して…料理って大変だなぁ、と思っていました。
そんな中、本屋で出会ったカレンさんのレシピ本。開いてみると、楽しげなストーリー、かわいい絵、美味しそうな写真…本当にレシピ本?って疑うほど可愛く読みやすくて。一目惚れし、即購入。帰宅して、いざ挑戦です。
ストーリーという名のレシピをわくわくしながら読み進め、味見をしつつ、気楽にできました。料理ってこんなにサクッと楽しみながらできるのか、と感動し、それ以来前向きになれました。
見るだけでほっこりして、気楽にレシピを試してみようかな、と思える、そんな素敵な一冊です☆
素敵なレビューありがとうございました。うりうりさんのおっしゃる通り!僕も実際にやってみて料理の新しい楽しみ方を発見することができました^^作ったことのない料理だってワクワクしながらチャレンジできます。本書の狙いをしっかりと感じていただけたこと、そして楽しんでいただけたことがとてもうれしいです。
もかほの
評価 ★★★★★ 5.0
投稿日:2020/06/10
カレンちゃん最高
おもしろ過ぎて休校中に料理にハマりました。
何度も作っているとだんだんカレンちゃんの表現が理解できるようになって楽しかったです!
よくテレビでおもしろいな~と思って見ているけどこの本でカレンちゃんは天才だな!と思いました。
もかほのさんありがとうございます!
料理ってホント自由で楽しいですよね(^^)
カレンワールドの料理の楽しさをぜひお友達にも教えてあげてくださいね♪
本の感想が採用されると1000円のAmazonギフト券をプレゼント!